ゲーミングPCの掃除ってどのくらいの頻度でやればいいの?ファンの音も大きくなってきた気がするし、そろそろやったほうがいいのかな。

悩む人

結論、掃除の頻度は置き場所で変わります。

机の上なら年2回、床に直接置いているなら3〜4か月に1回が目安です。

同じ使い方でも、床は舞い上がったホコリを吸い込むので、たまる速度がまるで違います。

そしてもう1つ、最初に伝えておきたいことがあります。

掃除機で吸ってはいけません。

静電気とファンの逆回転で、かえって部品を痛めるおそれがあります。

POINT この記事でわかること

ゲーミングPCの掃除に必要な道具と手順が分かります。あわせて置き場所ごとの頻度と、やってはいけない方法まで押さえられるので、部品を痛めずに排熱を戻せます。

NOTE 本記事の情報について

本記事は一般的なデスクトップPCの構造をもとに構成しています。分解を伴う作業は保証の対象外になる場合があるので、購入元の規約を確認してから行ってください。

掃除は難しくありません。やってはいけないことさえ避ければ、30分ほどで終わりますよ。

RYOTA

【結論】掃除は年2回。置き場所で頻度が変わる

ゲーミングPCの掃除の頻度を置き場所ごとに並べた早見表。机の上なら年2回、床置きは3〜4か月に1回、カーペットやペットのいる部屋は2〜3か月に1回と示している。

机の上なら年2回、床置きなら3〜4か月に1回が目安です。

自分の環境に近い行を探してください。

置き場所頻度の目安理由
机の上年2回床から離れているぶんホコリが少なめです
机の下・床3〜4か月に1回舞い上がったホコリを吸い込みます
カーペットの床2〜3か月に1回繊維クズが加わるのでさらに早くたまります
ペットがいる部屋2〜3か月に1回抜け毛がフィルターをふさぎます

つまり掃除の頻度は、置き場所を変えるだけで減らせます。

配置の考え方はゲーミングPCの置き場所で解説しました。

用意するものは4つ。掃除機は使わない

ゲーミングPCの掃除に使う4つの道具と、掃除機を使わない理由を示した図。エアダスター・やわらかいブラシ・マイクロファイバークロス・ドライバーを挙げ、掃除機は静電気と吸引力によるファンの逆回転が理由で避けることを示している。

要るのはエアダスター・柔らかいブラシ・クロス・ドライバーの4つです。

  • エアダスター:ホコリを吹き飛ばす主役です
  • やわらかいブラシ:固まったホコリをほぐします
  • マイクロファイバークロス:外装の拭き取りに使います
  • ドライバー:サイドパネルを開けるために使います

このうちエアダスターだけは代用できません。

掃除機を使いたくなりますが、避けてください。

理由は2つあって、静電気が部品を痛める可能性があることと、吸引力でファンを想定外の速度で回してしまうことです。

ファンは発電機のような構造なので、高速で逆回転させると基板に電流が流れる場合があります。

手順は「電源を落として、上から下へ」

ゲーミングPCの掃除手順を上から下への流れで示した図。電源を抜く・パネルを外す・上から下へエアダスターを吹く・フィルターを洗って乾かすの4手順を並べている。

作業はこの順番で進めてください。

  1. パソコンの電源を切り、電源ケーブルをコンセントから抜きます
  2. 数分待って、内部の電気が抜けるのを待ちます
  3. サイドパネルのネジを外して開けます
  4. ベランダか屋外に運びます
  5. 上から下へエアダスターを吹き、ホコリを落としていきます
  6. ファンの羽根は指で押さえてから吹き付けます
  7. 前面の吸気フィルターを外して水洗いし、完全に乾かします
  8. パネルを戻して完了します

上から下へ進めるのは、落ちたホコリを二度手間にしないためです。

フィルターを濡らしたまま戻すと故障の原因になるので、乾燥だけは急がないでください。

やってはいけないことが3つある

ゲーミングPCの掃除でやってはいけない3つを並べた図。掃除機で吸う・エアダスターの缶を傾ける・ファンを押さえずに吹き付けるの3点を禁止マーク付きで示している。

やってはいけないのは、掃除機・ファンの空回し・濡れた布の3つです。

必ず目を通してください。

✕ 悪い例:やりがちだけど危ない方法
  • 掃除機のノズルで内部を直接吸う
  • エアダスターの缶を傾けたまま噴射する
  • ファンを押さえずにエアダスターを吹き付ける
○ 良い例:部品を痛めない方法
  • エアダスターで外向きに吹き飛ばします
  • 缶は立てたまま、少しずつ噴射します
  • ファンの羽根は指か割り箸で押さえます

缶を傾けると、内部の液体がそのまま噴き出します。

基板に付着すると乾くまで通電できないので、余計な待ち時間が発生する形です。

PCを掃除する日は、周辺機器もまとめてやる

PC本体の掃除と同じ日にやる周辺機器の手入れを早見表にした図。キーボード・マウス・ヘッドセットは本体と同じ日、マウスパッドは3〜4か月に1回が目安であることを示している。

PC本体より先に、マウスやキーボードのほうが汚れています。

本体だけをきれいにしても、手が触れる部分は汚れたままです。

同じ日にまとめてやると、次の掃除まで気持ちよく使えます。

機器やること目安
キーボードキーの隙間をエアダスターで吹く本体と同じ日
マウス裏面のソールに付いた汚れを拭く本体と同じ日
マウスパッド布製なら手洗いして陰干しする3〜4か月に1回
ヘッドセットイヤーパッドの表面を乾拭きする本体と同じ日

マウスの裏面は見落としがちですが、ソールに汚れが付くと滑りが悪くなります。

「最近カーソルが引っかかる」と感じたら、まずソールを拭いてみてください。

センサーの読み取りが不安定な場合は、マウスのチャタリングと寿命もあわせて確認しましょう。

掃除しても音が小さくならないとき

掃除しても音が小さくならないときの原因を分けた図。高負荷ならきれいな状態でもファンは全力で回り、グラフィックボードのジーという高い音はコイル鳴きという別の現象であることを示している。

ホコリを取れば排熱は戻りますが、音の原因がホコリとは限りません。

掃除しても静かにならなかった方は、この章を読んでください。

高負荷のゲームを動かしていれば、きれいな状態でもファンは全力で回ります。

グラフィックボードから「ジー」という高い音が出る場合は、コイル鳴きと呼ばれる別の現象です。

音の原因を切り分ける手順は、ゲーミングPCがうるさい原因にまとめました。

まとめ:掃除の頻度は置き場所で決まる

ゲーミングPCの掃除をまとめた図。机の上なら年2回、床置きなら3〜4か月に1回が目安で、掃除は排熱を戻す作業のため寿命にも差が出ることを示している。

最後に、要点を振り返っておきましょう。

  • 机の上なら年2回、床置きなら3〜4か月に1回が目安です
  • 掃除機は静電気とファンの逆回転が理由で使えません
  • エアダスターは缶を立てて、ファンを押さえてから吹き付けてください
  • 上から下へ進めると、二度手間になりません
  • 同じ日にキーボード・マウス・イヤーパッドもまとめて手入れしましょう

掃除は排熱を戻す作業なので、そのまま寿命にも差が出てきます。

パーツごとの寿命の目安はゲーミングPCの寿命で整理しました。

床に直接置いている人は、台を1つ挟むだけで掃除の回数が半分になります。まずそこから試してみてください。

RYOTA