ゲーミングモニターって24インチと27インチで迷うんだよね。大きいほうが見やすそうだけど、FPSだと小さいほうがいいって話も聞くし、どっちがいいのか分からないんだよね。
悩む人
結論、ゲーミングモニターのサイズは解像度とセットで決めてください。
「24か27か」だけを考えると、失敗します。
理由は画素密度です。
同じフルHDでも、画面が大きくなるほど1つの画素は引き伸ばされます。
POINT 【結論】サイズと解像度の正しい組み合わせ
| サイズ/解像度 | 画素密度(概算) | 判定 |
|---|---|---|
| 24型/フルHD | 約93ppi | ○ちょうどいい |
| 27型/フルHD | 約82ppi | ✕粗く見える |
| 27型/WQHD | 約109ppi | ○ちょうどいい |
| 31.5型/4K | 約140ppi | ○ちょうどいい |
この記事では数字で線引きしたうえで、遊ぶゲームごとの選び方までまとめます。
POINT この記事でわかること
24インチと27インチのどちらを選ぶべきかを、画素密度という数字で判断できるようになります。あわせて必要なデスクの奥行きや目との距離も分かるので、買ってから置けないという失敗を避けられます。
NOTE 本記事の情報について
本記事は各メーカーが公開している製品仕様をもとに構成しています。画素密度は画面サイズと解像度から算出した概算値です。
サイズだけで決めようとすると迷います。解像度と一緒に考えると答えが出ますよ。
RYOTA
サイズは画素密度で決まる
サイズは画素密度(ppi)で決まり、90〜140ppiが目安になります。
この数字が分かると、サイズ選びの迷いが消えます。
同じ解像度でも、画面が大きいほど粗くなる
解像度は画面に並ぶ画素の数です。
フルHDなら1920×1080個の点が並んでいます。
この点の数は、画面が大きくなっても増えません。つまり24型のフルHDと27型のフルHDでは、同じ数の点を広い面積に引き伸ばしていることになります。
この細かさを表す数字が画素密度(ppi)です。
1インチあたりに何個の画素が並んでいるかを示します。
CAUTION ✕ 悪い例 → ○ 良い例
✕ 悪い例:「大きいほうが迫力がある」と考えて、27型のフルHDを選びました。ゲームは問題ないものの、デスクワークで文字を読むと縁がぼやけて見えます。画面が大きくなったぶん、粗さも一緒に大きくなりました。
○ 良い例:27型にすると決めた時点で、解像度をWQHDに絞りました。画素密度が約109ppiになり、文字もくっきり表示されています。
90〜140ppiに収まる組み合わせを選ぶ
実用的な目安として、90ppiから140ppiの範囲に収まる組み合わせを選んでください。
この範囲なら文字も映像も見やすく、拡大表示の設定もほとんど要りません。
逆に82ppiまで下がると縁の粗さが目につき、163ppi(27型の4K)まで上がると今度は表示が小さくなりすぎます。
なお同じ落とし穴は31.5型にもあります。
31.5型でWQHDにすると約93ppiまで下がるので、この大きさを選ぶなら4Kと組ませてください。
NOTE 画素密度の計算のしかた
画面の対角線上に並ぶ画素の数を、インチ数で割ると出ます。たとえば27型のWQHDなら、対角線の画素数が約2,937個になるので、これを27で割ると約109ppiという計算です。メーカーが公表していない場合でも、解像度とサイズが分かれば自分で計算できます。
遊ぶゲームでサイズを決める
数字の前提が分かったところで、用途に当てはめていきましょう。
FPS・TPSなら24インチ前後
競技志向のプレイヤーが24型前後を選び続けているのには理由があります。
画面が小さいほど、端から端までが視野に収まりやすくなるからです。レーダーや体力ゲージは画面の隅にあるので、目を大きく動かさずに確認できるほうが有利になります。
解像度はフルHDで十分です。
むしろ解像度を上げるとパソコン側の負荷が増えて、高いフレームレートを維持しにくくなります。
240Hz以上を狙う人は、240Hzのゲーミングモニターおすすめ5選に条件をまとめました。
RPGや作業も兼ねるなら27インチ
画面が広くなるぶん、情報量が増えます。
資料とブラウザを左右に並べても窮屈になりませんし、ゲームでも視界が広く取れます。
ただし27型を選ぶならWQHD以上と組ませてください。この組み合わせを間違えると、せっかく大きくした画面が粗く見えます。
WQHDの詳しい判断材料はWQHDゲーミングモニターおすすめ5選にまとめました。
31.5インチは奥行き次第
大画面の迫力を取るなら31.5型ですが、条件があります。
POINT 31.5型を選ぶ条件
- デスクの奥行きが70cm以上あること
- デスクの幅が80cm以上あること
- 解像度は4Kと組ませること
奥行きが足りないまま大きい画面を使うと、視線の移動が増えて疲れやすくなります。
4Kと組ませる理由は、さきほどの画素密度です。
4K帯の選び方は4Kゲーミングモニターおすすめ5選をご覧ください。
サイズと目の距離を確保する
24型でも27型でも、デスクの奥行きは60cm以上ほしいところです。
画面が大きくなるほど、必要な距離も伸びます。
| サイズ | 目との距離の目安 | 必要なデスクの奥行き |
|---|---|---|
| 24型 | 50〜60cm | 60cm以上 |
| 27型 | 60〜70cm | 60cm以上 |
| 31.5型 | 70〜80cm | 70cm以上 |
デスクの奥行きが足りない場合は、モニターアームで奥へ下げると距離を稼げます。
ただしアームの耐荷重が足りているかは先に確認してください。
あなたのデスクの奥行きは、何センチありますか?
そこが決まれば、選べるサイズは自動的に絞られます。
サイズを変えたら高さも合わせる
見落とされがちなのが、サイズを大きくすると画面の上端の位置も高くなるという点です。
24型から27型に変えると、同じスタンドの高さでも画面の上端は数センチ上がります。
31.5型ならもう一段高い位置です。
画面が高すぎると顎が上がって首の後ろに負担がかかり、低すぎると顎を引いて肩がこります。
POINT 画面の高さの合わせ方
- 椅子に座り、背筋を伸ばした状態で正面を見る
- その視線の高さに画面の上端が来るように合わせる
- そこから少しだけ下げる(やや見下ろす角度が楽です)
安い機種ほどチルト(前後の角度調整)しか付いていないことがあるので、仕様表で「高さ調整」の記載を確認してください。
何が省かれやすいかは安いゲーミングモニターおすすめ5選に4項目でまとめました。
高さ調整がない機種を選ぶなら、モニターアーム代を最初から予算に足して比べるのが確実です。
大きいサイズの別解、ウルトラワイド
「もっと広く使いたい」という人には、34型のウルトラワイドという選択肢もあります。
16:9ではなく21:9という横長の形で、解像度はUWQHD(3440×1440)が主流です。
POINT ウルトラワイドの向き・不向き
- 向く:レーシング、フライトシミュレーター、オープンワールド、作業
- 向かない:FPS。横だけ広がるので視線の移動が増えます
- 注意:タイトルが21:9に対応していないと、左右に黒い帯が出ます
大きさを求める方向性としては31.5型の4Kと並ぶ選択肢ですが、性格はまったく違います。
詳しくはウルトラワイドゲーミングモニターおすすめ4選にまとめたので、迷っている人は見比べてみてください。
サイズ別のおすすめ構成
24インチならフルHD
| サイズ | 24.5型 |
|---|---|
| 解像度 | フルHD(1920×1080) |
| リフレッシュレート | 200Hz |
| パネル | Fast IPS ノングレア |
| 応答速度 | 1ms(GTG)/0.3ms(min.) |
| 入力端子 | HDMI 2.0×2/DisplayPort 1.4×1 |
| 参考価格 | 16,980円前後 (2026年08月15日 にAmazonで確認) |
24.5型のフルHDで200Hz、応答速度は0.3ms(GTG)です。
FPSで視線の移動を抑えたい人に向きます。
27インチならWQHD
| サイズ | 27型 |
|---|---|
| 解像度 | WQHD(2560×1440) |
| リフレッシュレート | 180Hz |
| パネル | AHVA(IPS系)ノングレア |
| 応答速度 | 0.2ms(GTG) |
| 入力端子 | HDMI×2/DisplayPort×1 |
| 参考価格 | 29,980円前後 (2026年08月15日 にAmazonで確認) |
27型のWQHDで180Hz、スピーカーも内蔵しています。
ゲームと作業を1台で兼ねるなら、この組み合わせです。
31.5インチなら4K
| サイズ | 31.5型 |
|---|---|
| 解像度 | 4K(3840×2160) |
| リフレッシュレート | 160Hz(デュアルモードでフルHD 320Hz) |
| パネル | Fast IPS |
| 応答速度 | 1ms(GtG) |
| 入力端子 | HDMI 2.1×2/DisplayPort 1.4×1 |
| 参考価格 | 46,736円前後 (2026年08月15日 にAmazonで確認) |
31.5型の4Kで160Hz、フルHDに切り替えれば320Hzまで上がります。
奥行きが確保できる人向けです。
この3つの組み合わせなら、画素密度で失敗することはありません。あとは予算で決めてください。
RYOTA
買ってから後悔しやすい3つのケース
① 店頭で見て大きさを決めてしまう
家電量販店の売り場は天井が高く、周りにも大きな製品が並んでいます。
そのため、実物より小さく見えてしまうのです。
27型が「思ったより小さいな」と感じて31.5型を選び、家に置いたら大きすぎたという話はよく聞きます。
売り場での印象ではなく、自分のデスクの寸法で判断してください。
② 解像度を後から変えられると思っている
モニターの解像度は固定です。
27型のフルHDを買ってから「やっぱりWQHDにしたい」と思っても、設定では変えられません。
解像度はパネルそのものの仕様なので、買い替えるしかありません。だからこそ、サイズと解像度はセットで決めてください。
③ 2台目を並べる前提を忘れている
将来モニターを2台並べる予定があるなら、1台あたりの幅も計算に入れてください。
27型を2台並べると、幅は約122cmになります。
デスクが120cmだとはみ出す計算です。
2台並べるなら、27型+24型のように大きさを変える手もあります。メインを27型のWQHD、サブを24型のフルHDにすると、幅は約115cmに収まります。
サイズごとの実際の寸法
カタログの「27型」という表記は画面の対角線の長さで、本体の幅ではありません。
そのため実際にどれくらいの場所を取るのかが掴みにくくなります。
当サイトが登録している機種の実寸から、おおよその目安を出しておきます。
| サイズ | 本体の横幅 | 高さ(スタンド込み) | 重量 |
|---|---|---|---|
| 24型前後 | 約54〜56cm | 約42〜49cm | 約4〜5kg |
| 27型 | 約61cm | 約40〜53cm | 約6〜7kg |
| 31.5型 | 約70cm前後 | 約50〜60cm | 約7〜9kg |
高さに幅があるのは、高さ調整機能によって上下に動くためです。
可動範囲は13cm前後の機種が多くなっています。
重量はモニターアームを使うときに関わってきます。
27型なら耐荷重7kg以上、31.5型なら9kg以上に対応したアームを選んでください。まとめ:サイズと解像度はセットで決める
要点を整理しておきます。
POINT この記事のまとめ
- サイズだけで決めず、解像度とセットで考えてください
- 27型でフルHDは約82ppiまで下がり、縁が粗く見えます
- 基本は24型=フルHD、27型=WQHD、31.5型=4Kです
- FPSなら24型前後、作業も兼ねるなら27型が扱いやすくなります
- 31.5型はデスクの奥行き70cm以上が条件になります
サイズは好みで選ぶものだと思われがちですが、実際には数字で線引きできます。
自分のデスクの奥行きを測るところから始めてください。そこが決まれば、あとは遊ぶゲームで自動的に絞られます。
解像度やパネルまで含めた選び方はゲーミングモニターおすすめ8選にまとめました。
「大きいほうがいい」は半分正解です。解像度がついてくれば、という条件付きですね。
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