マウスのスペックに8000Hzとか書いてあるけど、これって何?1000Hzのままだと不利になったりするのかな?
悩む人
結論、ほとんどの人は1000Hzで足ります。
ポーリングレートは、マウスが自分の位置を報告する1秒あたりの回数です。
1000Hzなら1秒間に1000回、つまり1ミリ秒ごとに報告しています。
すでに十分な速さなので、8000Hzへ上げても差が出るのは条件がそろった人だけです。
しかも上げると、パソコン側の処理が増えてフレームレートが下がる場合があります。
POINT この記事でわかること
ポーリングレートの意味と、1000Hzで足りるのか8000Hzが要るのかを判断できます。あわせてセンサー・LOD・デバウンスなど、スペック表に並ぶ用語もまとめて押さえられます。
NOTE 本記事の情報について
本記事は各メーカーが公表している仕様の一般的な考え方をもとに構成しています。対応する数値や付属品は製品によって違うので、購入前に商品ページの仕様表を確認してください。
数字が大きいほど良い、とは限らない項目です。どこで差が出て、どこで出ないかを分けていきましょう。
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【結論】1000Hzで足りる人と、8000Hzが要る人
8000Hzが活きるのは、パソコンもモニターも条件を満たしている人だけです。
| こんな人 | 目安 | 理由 |
|---|---|---|
| 一般的なFPSを60〜144fpsで遊ぶ | 1000Hz | すでに1ミリ秒ごとに報告しています |
| モニターが144Hz以下 | 1000Hz | 画面側が受け止めきれません |
| 240Hz以上のモニターがある | 4000Hz以上 | 表示の細かさに合わせられます |
| 高いfpsを安定して出せるPC | 8000Hz | 処理の余裕がある前提で活きます |
つまりポーリングレートは、単体では意味がありません。
パソコンとモニターの性能がそろって、はじめて差が出る項目だと考えてください。
ポーリングレートは「報告する回数」のこと
マウスは動いている間、自分の位置をパソコンへ何度も伝えています。
その報告が1秒に何回かを表したのが、この数字です。
| 数値 | 報告の間隔 |
|---|---|
| 125Hz | 8ミリ秒ごと |
| 1000Hz | 1ミリ秒ごと |
| 4000Hz | 0.25ミリ秒ごと |
| 8000Hz | 0.125ミリ秒ごと |
数字だけ見ると差は大きく感じますが、まずは間隔の実感から見てください。
125Hzから1000Hzへ上げると、間隔は8ミリ秒から1ミリ秒へ7ミリ秒縮みます。
一方で1000Hzから8000Hzへ上げても、縮むのは0.875ミリ秒だけです。
同じ8倍でも、実際に縮む時間はまるで違います。
上げるとフレームレートが下がることがある
報告の回数が増えれば、パソコン側で処理する量も増える理屈です。
数値だけを上げると、ゲーム側がその負荷を食う場面が出てきます。
フレームレートが下がると、かえって動きが不安定になります。
✕ 悪い例:数字だけ最大にする- とりあえず8000Hzに設定する
- フレームレートが下がって、動きがカクつく
- 原因がマウス設定だと気づかない
- 1000Hzでfpsを測ります
- 8000Hzに変えて、もう一度測ります
- 下がるようなら1000Hzに戻します
測り方はPCのfpsを確認する方法で解説したので、変更する前に一度測ってみてください。
無線の8000Hzは、ドングルの条件がある
無線でも、高いポーリングレートに対応する製品が増えてきました。
ただし専用のドングル(受信機)が別売りの機種もあります。
標準で付属するドングルは1000Hzまでで、8000Hzにするには買い足しが要るという例が実際にあります。
あなたが検討している機種は、対応ドングルが同梱されていますか?商品ページの付属品欄を確認してから注文してください。
有線と無線の違いそのものは有線と無線どっちにまとめました。
あわせて覚えたい用語1:センサーとDPI
センサーは読み取りの精度、DPIは1インチあたりの移動量を表します。
- センサー:マウスの裏側にある、動きを読み取る部品です
- DPI:マウスを1インチ動かしたとき、カーソルが何ドット動くかを表します
DPIは数値が大きいほど、少ない動きでカーソルが大きく動きます。
ただし実際の振り向きやすさは、ゲーム内感度との掛け算で決まります。
計算方法はマウスのDPI設定で解説したので、あわせて読んでみてください。
あわせて覚えたい用語2:LODとデバウンス
LODは持ち上げたときの反応、デバウンスはクリックの揺れを無視する時間です。
- LOD:マウスを持ち上げたとき、どの高さでセンサーが反応しなくなるかを表します
- デバウンス:クリック信号の揺れを無視する時間です
LODが低いほど、マウスを持ち上げて置き直したときのカーソルのズレが減ります。
大きく振る持ち方の人ほど、LODの低さは大事な条件です。
デバウンスは短いほど反応が速くなりますが、短すぎると誤って二重入力になる場合があります。
二重入力そのものの原因と対処は、マウスのチャタリングと寿命を読んでみてください。
数字を上げる前に、土台を確認する
土台になるのは、パソコンの性能・モニターの性能・処理の余裕の3つです。
この3つがそろっていなければ、数値を上げても体感は変わりません。
- 高いフレームレートを安定して出せるパソコン
- 240Hz以上のモニター
- 処理に余裕がある状態
このうち2つ目が抜けている人が、いちばん多くなります。
画面が144Hzなら、1秒間に表示できるのは144枚までになります。
モニター側の考え方はリフレッシュレートとフレームレートの違いで解説したので、あわせて確認してください。
まとめ:1000Hzで足りるかどうかは、環境で決まる
最後に、判断の材料を振り返っておきましょう。
- ポーリングレートは、マウスが位置を報告する1秒あたりの回数です
- 1000Hzでもすでに1ミリ秒ごとなので、多くの人はこれで足ります
- 8000Hzが活きるのは、高いfpsと240Hz以上のモニターがそろった環境です
- 上げるとフレームレートが下がる場合があるので、実測で比べてください
- 無線は8000Hz対応ドングルが同梱されているかを確認しましょう
数字の大きさより、自分の環境が受け止められるかどうかが先です。
機種そのものを選び直したい方はゲーミングマウスおすすめもどうぞ。
8000Hz対応を理由に高いマウスを選ぶ前に、モニターが何Hzかを確認してみてください。そこで決まってしまう話なんです。
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