S2725DCって3万円台なのに144Hzだよね。同じ値段で275Hzのもあるのに、なんでこれを選ぶ人がいるんだろう?

悩む人

結論、S2725DCはゲーム専用機ではなく、仕事と兼用する人のための1台です。

売りはリフレッシュレートではありません。

USB Type-C 1本で、映像と最大65Wの給電をまとめられる点です。

ノートパソコンを机に置く人なら、電源アダプターとHDMIケーブルの2本が消えます。

さらに3W×2のスピーカーまで内蔵しているので、外付けスピーカーも要りません。

机の上のケーブルが、本当に1本になります。

POINT この記事でわかること

144Hzという控えめな数字の代わりに何が乗っているのかが分かり、ゲーム専用機と兼用機のどちらを買うべきかを判断できるようになります。あわせてUSB Type-Cの給電ワット数を見分ける方法まで押さえられます。

NOTE 本記事の情報について

本記事は、Dellおよび販売ページの公表スペックと、Amazonの評価データ(2026年8月10日時点)をもとに構成しています。当サイトによる実機の使用体験ではありません。

この機種は「Hzで比べると損をする」タイプです。中身から見ていきましょう。

RYOTA

先に価格と購入先だけ見たい方は、こちらからどうぞ。

Dell

Dell S2725DC

32,800円前後(参考)

Dell S2725DC の商品画像

USB-C1本でノートともつながる27型。仕事と兼用するならこれ。

✓ FF14・普段使いに強い

サイズ27型解像度WQHD(2560×1440)リフレッシュレート144Hz

ここが強い

  • USB Type-C1本で映像と65Wの給電をまとめられる
  • 3W×2のスピーカーを内蔵している
  • 縦横回転と高さ110mmの調整ができる

ここは注意

  • 144Hzは同価格帯では控えめ
  • HDMIが1系統しかない

保証:無輝点3年保証(条件は公式サイトで要確認)

表示の滑らかさ 3.5 残像の少なさ 3.5 画質 4.0 機能の充実 4.5 コスパ 3.5
当サイトスコア 19点/25点(各項目5点満点) — 算出基準を見る
サイズ 27型
解像度 WQHD(2560×1440)
リフレッシュレート 144Hz
パネル IPS ノングレア
応答速度 1ms(MPRT)
入力端子 HDMI 2.1×1/USB Type-C×1/DisplayPort 1.4×1
参考価格 32,800円前後 (2026年08月15日 にAmazonで確認)

【結論】S2725DCを買うべき人と見送るべき人

ノートパソコンと兼用したい人に向いていて、FPSを本気で詰めたい人には向きません。

POINT 向き・不向きの早見

  • 買うべき人:ノートパソコンを机で使う人、仕事とゲームを1台で兼ねたい人、モニターから音を出したい人、縦向きで資料を見たい人
  • 見送るべき人:FPSを本気で詰めたい人、ゲーム機を2台つなぎたい人、リフレッシュレートを最優先する人
Dell S2725DC の商品画像
サイズ 27型
解像度 WQHD(2560×1440)
リフレッシュレート 144Hz
パネル IPS ノングレア
応答速度 1ms(MPRT)
入力端子 HDMI 2.1×1/USB Type-C×1/DisplayPort 1.4×1
参考価格 32,800円前後 (2026年08月15日 にAmazonで確認)

Dell S2725DCの当サイトスコア(19点/25点)

表示の滑らかさ 3.5 残像の少なさ 3.5 画質 4.0 機能の充実 4.5 コスパ 3.5
当サイトスコア 19点/25点(各項目5点満点) — 算出基準を見る
表示の滑らかさ 3.5 残像の少なさ 3.5 画質 4.0 機能の充実 4.5 コスパ 3.5
当サイトスコア 19点/25点(各項目5点満点) — 算出基準を見る
サイズ 27型
解像度 WQHD(2560×1440)
リフレッシュレート 144Hz
パネル IPS ノングレア
応答速度 1ms(MPRT)
入力端子 HDMI 2.1×1/USB Type-C×1/DisplayPort 1.4×1
参考価格 32,800円前後 (2026年08月15日 にAmazonで確認)
サイズ 27型
解像度 WQHD(2560×1440)
リフレッシュレート 144Hz
パネル IPS ノングレア
応答速度 1ms(MPRT)
入力端子 HDMI 2.1×1/USB Type-C×1/DisplayPort 1.4×1
参考価格 32,800円前後 (2026年08月15日 にAmazonで確認)

WQHD帯を広く比べたい人は、WQHDゲーミングモニターおすすめ5選を先に読んでみてください。

USB Type-C 65Wという数字の意味

この機種の中心は、ケーブル1本で給電と映像をまとめられる点です。

販売ページの接続端子欄には、こう書かれています。

USB-C(UP)(Power Delivery up to 65 W)x1

65Wで何ができるのかを、実際の機器に当てはめてみましょう。

機器必要なワット数の目安65Wで足りるか
スマートフォン10W〜20W
タブレット20W〜30W
薄型ノートパソコン45W〜65W
ゲーミングノート100W〜240W
薄型のノートパソコンなら、動かしながら充電できる水準です。

USB Type-C対応と書かれていても、給電が15Wしかない機種もあります。

同じ表記でも意味がまるで違うので、必ずワット数まで確認してください。

CAUTION ✕ 悪い例 → ○ 良い例

✕ 悪い例:「USB Type-C対応」とだけ書かれたモニターを買いました。映像は出るものの、ノートパソコンのバッテリーは減り続けます。仕様を読み直すと給電は15Wでした。

○ 良い例:仕様の接続端子欄まで開いて「Power Delivery up to 65W」を確認してから買いました。ケーブル1本でつなぐだけで、映像も音も充電もそろっています。

15W止まりの実例はASUS ROG Strix XG32UCGレビューで扱いました。

同じ「USB-C対応」でも、ここまで違います。

144Hzという数字をどう受け止めるか

144Hzで足りるかどうかは、いま何Hzのモニターを使っているかで決まります。

数字が気になっている人は、続きを読んでくださいね。

3万円前後のWQHDには、180Hzや275Hzに届く機種もあります。

数字だけ並べれば、この機種は見劣りします。

60Hzからの乗り換えなら十分に変わる

ただし比べる相手を変えると、印象は逆です。

いま60Hzのモニターを使っているなら、144Hzは1秒あたりの表示枚数が2.4倍になります。

マウスカーソルの動きから違いが分かる水準です。

180Hzや275Hzとの差は、そこからさらに詰める話になります。

Hzの体感差はリフレッシュレートとフレームレートの違いにまとめました。

ゲーム機なら144Hzで足りる

もう1つ押さえておきたいのが、つなぐ機器側の上限です。

PS5もSwitch 2も、映像出力は最大120fpsです。

ゲーム機だけをつなぐなら、144Hzを超える性能は使い道がありません。

仕様には「HDMI 2.1で規定されているとおり、最大でQHD 2560×1440、144Hz、TMDS、VRRをサポート」と書かれています。

PS5の1440p 120fpsにも対応します。

ゲーム機中心ならPS5のゲーミングモニターおすすめ5選もあわせてどうぞ。

評価の内訳を見る

数字も確認しておきましょう。

2026年8月10日時点のAmazonの評価は、こうなっていました。

評価割合
星5つ65%
星4つ25%
星3つ4%
星2つ2%
星1つ4%

平均は4.4で、星4以上が合わせて90%を占めます。

207件でこの分布に収まっているのは、安定していると見ていい水準です。

当サイトが登録している25機種のうち、評価が100件を超えているのは10機種だけです。

数がそろっている機種は、それだけで判断しやすくなります。

仕事で使うための作り込み

スピーカー・縦横回転・USBハブと、仕事側の装備がひととおりそろっています。

ゲーミングモニターとして見ると地味な部分なので、仕事にも使う予定の人だけ確認してくださいね。

POINT 仕事側の装備

  • 3W×2のスピーカー:プリセットのサウンドプロファイルが5つ用意されています
  • 縦横回転:両方向に最大90度まで回るので、資料を縦向きで読めます
  • 高さ調整:最大110mmまで上下します
  • TÜV 4つ星認定:色を損なわずにブルーライトを減らす仕組みです
  • 無輝点3年保証:ドット抜けが出たら交換の対象になります
とくに縦横回転は、長い資料やコードを読む人ほど価値が出ます。

Dellの3機種のうち、スピーカーを内蔵しているのはこの1台だけです。

AlienwareのAW2726DMとAW3426DWMは、どちらも非搭載でした。

ブランドごとの傾向はスピーカー内蔵ゲーミングモニターおすすめ7選にまとめています。

HDMIが1系統しかない点だけ注意

弱点も正直に書いておきます。

端子はUSB Type-C×1、HDMI×1、DisplayPort 1.4×1という構成です。

HDMIが1つしかないので、PS5とSwitch 2を挿しっぱなしにはできません。

ノートパソコンをType-C、ゲーム機をHDMIという組み合わせなら足ります。

ゲーム機を2台つなぎたいなら、HDMIが2系統ある機種を選んでください。

端子の数え方はゲーミングモニターのケーブルはどれ?にまとめました。

同じ3万円台と比べる

性格の違う選択肢を並べてみます。

製品名 参考価格 サイズ解像度リフレッシュレートパネル応答速度入力端子 ひとこと
Dell Dell S2725DC 32,800円前後 27型WQHD(2560×1440)144HzIPS ノングレア1ms(MPRT)HDMI 2.1×1/USB Type-C×1/DisplayPort 1.4×1 USB-C1本でノートともつながる27型。仕事と兼用するならこれ。
IODATA IODATA GigaCrysta EX-GDQ271UA 29,368円前後 27型WQHD(2560×1440)275Hz(DisplayPort接続かつOSDのオーバークロックをオンにした場合/HDMIは144Hz)AHVA(IPS系)ノングレア1msHDMI×2/DisplayPort×2 Switch 2とPCを1台で兼ねるならこれ。同じ3万円で275Hzまで届く。
AOC AOC Q27G40XMN 31,626円前後 27型WQHD(2560×1440)180Hz(DisplayPort 1.4接続時/HDMI 2.0は144Hz)Fast VA(量子ドット)/QD Mini LEDバックライト 1152分割1ms(GtG)HDMI 2.0×1/DisplayPort 1.4×1 3万円台でMini LEDに届く1台。暗いシーンの見え方が変わる。
IODATA IODATA GigaCrysta EX-GDQ271JA 29,980円前後 27型WQHD(2560×1440)180HzAHVA(IPS系)ノングレア0.2ms(GTG)HDMI×2/DisplayPort×1 Switch 2のWQHD 120Hzを一番手堅く受け止める27型。迷ったらここから。

ハイライトは、その列の最良値(価格・重さ・バッテリーなど数値で比較できる項目のみ)

S2725DCEX-GDQ271UAQ27G40XMN
最大Hz144Hz275Hz(DP)180Hz(DP)
USB Type-C65W給電
スピーカー3W×2なしなし
縦横回転あり
画質の売りMini LED
3機種とも同じ価格帯ですが、お金の使い先がまったく違います。

あなたがこのモニターの前で過ごす時間は、ゲームと仕事のどちらが長いでしょうか?

仕事の時間が長いなら、この機種の設計がそのまま自分の使い方に重なります。

ギアセンが調べた25機種の中での立ち位置

数字は横に並べてはじめて意味が出ます。ギアセンが実際に仕様を確認した25機種と比べてみましょう。

DATA ギアセン独自DB(モニター25機種)

  • パネル方式はIPS系で、これは25機種中15機種にあたります
  • WQHD・27型で、サイズは27型クラス(13機種)に入ります
  • 144Hzは25機種中24位タイの速さです

同じ27型クラスの13機種をリフレッシュレート順に並べると、この機種は13番目に来ます。

順位機種最大Hzパネル
1LG UltraGear 27GX700A-B280Hz有機EL
2IODATA GigaCrysta EX-GDQ271UEL280Hz有機EL
3IODATA GigaCrysta EX-GDQ271UA275HzIPS系
4Lenovo Legion 27-15240HzIPS系
5Dell Alienware AW2726DM240Hz有機EL
6IODATA GigaCrysta EX-GDQ271JLAQ200HzIPS系/Mini LED
7IODATA GigaCrysta EX-GDQ271JA180HzIPS系
8AOC Q27G40XMN180HzVA系/Mini LED
9IODATA GigaCrysta S EX-GDU271JLAQD180HzIPS系/Mini LED
10Lenovo LOQ 27Q-10180HzIPS系
11JAPANNEXT JN-i27G165U165HzIPS系
12SONY INZONE M9 II160HzIPS系
13Dell S2725DC144HzIPS系

条件を重ねると、候補は何台まで減るのか

スペックを1つずつ見ても、候補はなかなか絞れません。条件を重ねてみてください。

まず登録している25機種25機種
1回目27型クラスにしぼる13機種
2回目さらにIPS系にしぼる9機種
3回目さらに144Hz以上にしぼる9機種

3つの条件を全部満たすのは、25機種のなかで9機種です。 ほかはIODATA GigaCrysta EX-GDQ271JA、IODATA GigaCrysta EX-GDQ271UA、IODATA GigaCrysta EX-GDQ271JLAQ、SONY INZONE M9 II、IODATA GigaCrysta S EX-GDU271JLAQD、Lenovo Legion 27-15、Lenovo LOQ 27Q-10、JAPANNEXT JN-i27G165Uが該当します。

ここでの順位は市場全体の順位ではなく、ギアセンが仕様を登録している25機種の中での順位です。 この25機種は、各メーカーの公式仕様表で1台ずつ確認して登録しています。 うち1機種はメーカーがパネル方式を公開していないため、公表されている範囲で分類しています。

まとめ:兼用するなら数字より配線を見る

要点を整理しておきます。

POINT この記事のまとめ

  • USB Type-Cの給電は最大65Wで、薄型ノートパソコンなら1本でまかなえます
  • 3W×2のスピーカーを内蔵し、外付けスピーカーが要りません
  • 縦横回転と高さ110mmの調整に対応し、資料を縦向きで読めます
  • 144Hzは控えめですが、ゲーム機の120fpsには足ります
  • Amazonの評価は4.4(207件)で、星1は4%にとどまります

リフレッシュレートで比べると、この機種は最後まで勝てません。

そのかわり「机の上のケーブルを減らす」という目的なら、3万円台でこれ以上に素直な答えは多くありません。

Dell

Dell S2725DC

USB-C1本でノートともつながる27型。仕事と兼用するならこれ。

Dell S2725DC の商品画像
表示の滑らかさ 3.5 残像の少なさ 3.5 画質 4.0 機能の充実 4.5 コスパ 3.5
当サイトスコア 19点/25点(各項目5点満点) — 算出基準を見る
サイズ 27型
解像度 WQHD(2560×1440)
リフレッシュレート 144Hz
パネル IPS ノングレア
応答速度 1ms(MPRT)
入力端子 HDMI 2.1×1/USB Type-C×1/DisplayPort 1.4×1
参考価格 32,800円前後 (2026年08月15日 にAmazonで確認)

ゲーム適合

VALORANT Apex FF14

ここが強い

  • USB Type-C1本で映像と65Wの給電をまとめられる
  • 3W×2のスピーカーを内蔵している
  • 縦横回転と高さ110mmの調整ができる

ここは注意

  • 144Hzは同価格帯では控えめ
  • HDMIが1系統しかない

保証:無輝点3年保証(条件は公式サイトで要確認)。 Amazon発送商品は原則、到着後30日以内の返品に対応(状態・条件あり)。

少しでも安く買いたい人へ:モニターは買う時期で数千円動きます。

セール時期の完全ガイドに、値下がりの狙い目をまとめました。

USB-Cは「対応」の2文字だけで判断せず、必ずワット数まで見てくださいね。

RYOTA